施工実績 : 狩野川下河原宮町護岸工事(公共土木)

国土交通省沼津河川国道事務所長より優良工事表彰を頂きました

事業名 狩野川下河原宮町護岸工事
発注者 国土交通省 中部地方整備局 沼津河川国道事務所
施工場所 静岡県 沼津市 下河原町地先
構造・規模 築堤盛土V=1,600m3 護岸基礎工L=90.0m 鋼管杭工(φ800mm,L13.0m)N=45本 大型ブロック積A=540m2 締切矢板(Ⅳ型,L12.0m)N=340枚 締切工事用道路盛土V=7,300m3

当工事は、洪水・津波災害防止のため、堤防を高くするとともに護岸を補強することを目的に工事を行いました。この現場は、沼津港より1.8km上流に位置し、汽水域のため潮の満ち引きに影響されることと、過去幾度も補強を繰り返したため、古い護岸や河床根固めが隠れていると言う2つの特性を持っていました。大量の湧水と戦い、隠れた構造物を撤去するための特殊工法を使ったり、様々な工夫と苦労を重ね、仕上げることができました。

まず、狩野川の中へ道路を作り乗り込みました。仮設道路の土砂は、富士山の大沢崩れより運んできました。続いて、川の中へ鉄板を打ち込み、1mの大きさの土のうを積み上げ、仮堤防を作りました。これで雨が降っても安心して工事を行うことができるようになりました。

仮堤防ができ上がったら、古い堤防の取り壊しです。コンクリート堤防の取り壊しは、トントンとんとん叩くのではなく、騒音と振動に配慮し、ハサミで噛み砕きました。
100mの間に、くい打ち機のリーダーが4本立つのは壮観です。2台のくい打ち機はロックオーガーと言って、地中にある古い構造物や地層深くに有る巨石をかみ砕く機械です。残った2台の機械は直径80cmの鋼管杭をドリルで掘りながら、地中深く支持層まで圧入する機械です。打ち込んだ鋼管杭基礎により、護岸が沈下しないようになります。
鋼管杭基礎の上に、厚さ2mのコンクリートブロックを並べ、コンクリートを打ち込んで完了です。この厚さ2mのブロックが、私たちの生活を守ります。
土木部 梅原さん 顔写真

担当者の声 (土木部 梅原)

工期が短く、小岱君と休日返上で仕上げた現場です。大きな現場でしたので、隣接する工区の建設会社の方や、この現場に従事する建設会社の方と苦楽を共にし、つらいながらも楽しく仕事ができました。

土木部 小岱さん 顔写真

担当者の声 (土木部 小岱)

あっという間に完成を迎えた気がします。無事故で完成でき良かったです。

駿豆建設株式会社

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