施工実績 : 新深良橋橋梁補強補修工事
事業名 | 新深良橋橋梁補強補修工事 |
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発注者 | 国土交通省中部地方整備局沼津河川国道事務所長 |
施工場所 | 静岡県裾野市 |
構造・規模 | 道路土工 1式、舗装工 1式、縁石工 1式、防護柵工 1式、区画線工 1式、橋梁付属物工 1式、道路付属物工 1式、橋脚巻立て工 1式、構造物撤去工 1式、仮設工 1式 |
一級河川黄瀬川に架かる国道246号の新深良橋橋脚を、耐震のため補強する工事を行いました。
この工事では、数ある補強工法の中でも川の阻害率を最小限にするSRS工法(ポリマーセメントモルタル吹付)にて施工し、吹付け後は表面保護としてCVスプレー(超速硬化ポリウレタン樹脂吹付塗膜防水材)にて表面塗装を行い、橋脚の長寿命化を図りました。

仮設工事として川の中へ降りる工事用道路の施工を行いました。黄瀬川は溶岩や巨石がゴロゴロしている川で、大型土のうの設置には大変苦労しました。

補強工事の施工中に川の増水による影響を受けないよう、施工箇所をライナープレートで覆い、水の流入を防止して本工事を行いました。

既設の橋脚に鉄筋を配置し、ポリマーセメントモルタルを吹き付けました。吹付け厚さは10cmほどですが、今までよりも強度は強くなります。

吹付け完了後、CVスプレーにて表面塗装を行いました。川の流れや太陽光に対し、耐候性を持たせる工法として採用されました。

河川内の工事以外にも、傷んだ舗装の補修や、ガードレールやガードパイプを景観に配慮した色に交換する工事を行いました。

担当者の声 (土木部 青木)
川の中での工事で、自然とも向き合いながら慎重に工事を進め、目的の構造物が出来上がり、道路を使用する皆さんに、安心と安全を提供できたことは大変良かったと思います。